人気の1000GBプラン、その裏側

税込7,650円で1000GB使える『誰でもスマホ』の人気プラン。
ギガ単価7円とも言える破格のプランをどう成立させているのか。そして、なぜ“先着順”なのか。そこには30GBプランとの関係など、普通の携帯会社とは少し違う設計があります。たくさん使いたい人にリーズナブルに届けるための裏側についてお話しします。

1000GBプランとは

今日は、サービスの背景みたいなところをご説明したいなと思ってます。

僕らがやっているスーパーユニークな「1000GBプラン」というものがありまして、
税込み7,650円で1000GB使えるプランです。ほぼ無制限ですね。

1000GBプランを使っている方は8000人ぐらいかなと思うんですけど、
その中で毎月1人、2人ぐらいはゴールテープを切られる方はいらっしゃいますね。
なかなか使い切れないですよ。

このプランは非常に販売好調なんですけども、
月間の販売数が決まっているため【先着順】というルールがあります。

携帯電話のプランが先着順だったり、販売数が決まってるって、
なかなかないと思うんですよ。

そこの背景を伝えるのがこのポッドキャストの意味かなと思って、
今日はお話しします。

1000GBプランは、ほぼ無制限

まず1000GBプランは、1000GB使えますと。
とんでもないですよね。

12時から13時の間は低速で、そこだけ速度を落とさせてもらっています。
なので、それ以外の23時間は無制限で使えるというプランです。

なんでこの時間だけ速度を落としているかというと、
12時から13時が24時間の中で一番ギガが使われる時間帯なんですよ。

理由はやっぱりお昼休みですね。
会社にいるとか、外にいるとかでWi-Fiがつながっていない。
そこに加えてお昼休みでみんな一斉に携帯を触る。
これは多分、日本の通信全体がそうだと思いますよ。

しかも、他の30GBプランとかと同じ環境なので、
1000GBだから遅いってことは全然ないんですよ。
普通に速度が出て1000GB使えるんで、これは本当にお得だと思います。

なぜ販売数に上限があるのか

なんで販売数が決まってるかって言うと、平たく言うとですね、
1000GBは赤字なんですよね。単体で見ると。

携帯電話って、1回線あたりで黒字赤字って評価するのってなかなか難しくて・・・

全体の土管みたいなイメージをしていただいて、そこを僕らが仕入れて、
その帯域に対して携帯の回線を当てていく、みたいな感じ。

無制限に近いプランって、
実際どれぐらい使われるかやってみないと分からなかったので、
まず1000GBを始めてみたんですよ。

あまり使われなければもちろん黒字になるんですけど、
皆さんやっぱり結構使うので、今のところ単体で見ると赤字ですと。

そういったこともあって販売数に上限を設けているんですよね。

30GBプランが1000GBを支える

この上限ってどういう風に決まるかって言うと、
30GB以上のプランが純増した数と同じ数だけ、1000GBを販売していいですよって
約束になってるんですよ。

1GBとか3GBの小さいプランって、結構ギリギリまで使われるんですよ。

でも30GB以上のプランになると、
全部使い切る方ばかりじゃないので、使われない容量がちょっとずつ出てくる。

その余った部分を1000GBの方に割り当てることで、
全体のバランスを取っているっていう感じなんです。

だから、30GB以上のプランが増えれば増えるほど、1000GBプランも増やせる。

なので僕らの30GBプランが税込4,378円で、
電話かけ放題付きっていうのはかなり安いと思うんですけど、
そこも意図的なんですよね。

実際、半分以上のお客様が30GBを使ってくださっていて、
僕らとしても30GBをたくさん使ってほしいような価格設計にしている。

ギガ単価7円、人気すぎるプラン

1000GBはやっぱり人気なんですよね。
使える容量に対して、価格が安いですからね。

30GBで4,000円ぐらいなので、ギガ単価は130円ぐらい。
1000GBは7,650円だから、ギガ単価は7円ぐらいです。
バグってますね。

なので、今日収録している4月30日現在では販売停止しちゃってるんですよ。

4月25日ぐらいだったかな。
これ以上販売すると、30GB以上の純増数を超えてきてルール違反になっちゃうので。

僕らは30GB、50GB、100GBとかをいっぱい獲得できると、
その分1000GBも販売していいですよ、というルールなんです。

この1000GBの販売は新規のご契約だけじゃなくて、
内部のプラン変更もそうなっているので、
5月も1000GBに変えたいですよって方は、
もうすでに1000人ぐらいお申し込みいただいてるような状況です。

なので、新規の方に割り振れる分が少なくなっちゃいがちなんですけど、
それでも2000、3000回線ぐらいは新規の方にも割り当てられるので、
その中でなんとかやれたらいいかなというふうに思ってます。

たくさん使えてリーズナブルに

今、キャリアさんも無制限ありますよね。
無制限もすごいと思うんですけど、安心を買うみたいな感じに近いですよね。
速度制限がなかなか来ないですよっていう。

ただ、キャリアさんの無制限は1万円を超えるぐらいの価格に今なってるので。
そういう単価を上げるみたいなのは、通信業界の中では増えていますよね。
いっぱい使えるようにして単価を上げるみたいな。
全然使わない人と、すごく使う人に二極化する。

僕らも、ギガを使いたい方に対していいプランを作ろうとしている。
誰でもスマホは、低いギガの1GBとかは、はっきり言って高い。
割高だし、そこに対して課題意識はあるものの、
今すぐどうにかしようっていうのは動いていない。

なぜかと言うと、
お客様が高いギガとか多いギガをご希望される方が圧倒的に多いから。
もちろん、少なくていいよって方も中にはいらっしゃる。
そういった方のお声には答えられていないっていう自覚はある。

だけども、まずはやっぱりたくさん使いたいっていう方が多かったりするので、
そっちの方で僕らは差別化を作ろうとしているっていうのはありますね。

「1000GBはなんで上限があるんだ」「意味が分からない」って、
普通だったら思われると思うんですけど、
今日お話ししたような理由、背景があります。

そこにもっとフォーカスすると、僕らはいっぱい使うお客様が多いので、
【たくさん使えるプランをいかにリーズナブルにするか】
っていうことを考えています。

そこに注力している会社であるっていうことが、
これを聞いていただいたお客様に伝わったら嬉しいなと思いました。

話し手

高橋 翼

株式会社アーラリンク代表取締役社長

2011年早稲田大学社会科学部卒業。通信事業の将来性と貧困救済の必要性を感じ2013年にアーラリンクを創業。