ブランドとしての責任は誰に、何を約束してる会社かを”行動”で示すこと
ブランドとは、ロゴやデザインのことじゃない。この会社は誰に、何を約束し、その約束を行動で守ろうとしているのか。3周年を迎えたいま、リスタートを掲げる会社として、ブランドの中身を改めて考えます。
- 目次
- 3周年、次は“ブランドの責任”
- 表面じゃなく“中身のコンセプト”
- ブランドプロミスの弱さに向き合う
- リスタートを約束にするという決意
- 7万5000人への直接的な還元
- ノベルティを超えた100万食の構想う
- 対話の場をつくる理由
- 通信がないことで起きる現実
- 僕自身の孤独とリスタートの原点
- 力をつけて、発信する一年へ
3周年、次は“ブランドの責任”
誰でもスマホは2026年1月で3周年になります。3年前は、とにかく立ち上げが最優先で、真っ白なキャンパスからスピード感だけで走ってきました。いい商品を作って、マーケティングする。それをやり切った3年間でした。
でも今は、お客さんも増えて、次は「ブランドとしての責任」をちゃんと考える段階に来たと感じています。
表面ではなく、中身から変えたい
ホームページも、表面を整えるんじゃなくて、コンセプトから見直したいと思っています。
販売活動だけじゃなく、スタートというテーマでできることはたくさんある。今年1年で、事業の外側も含めて、次のステージに進む準備をしていきたい。前回の続きとして、そんな話をしています。
ブランドプロミスの弱さに気づく
ブランディングを勉強して気づいたのが、ブランドの約束、いわゆるブランドプロミスの弱さです。この会社は世の中に何を約束しているのか。その約束が行動に落とし込めているのか。
正直、ここはまだ弱かった。だからこそ、僕自身が誰に何を約束する会社なのかを定義しなきゃいけないと思っています。
誰に何を約束する会社なのか
まだ固まりきってはいないですが、「リスタート」という言葉は軸になると思っています。
リスタートを約束にするなら、リスタートにつながる行動をやり切らないと意味がない。その活動の積み重ねの中で、ブランドが育っていくんじゃないかと考えています。
7万5000人への直接的な還元
ここからは、僕がずっと考えてきた話です。年末に、お客さんの数だけ食料を作って配布したい。
今は7万5000人くらいが使ってくれているので、7万5000食分のご飯を作る。利益を循環させるには、事業の成熟が必要で、今ようやくそれができる段階に来たと感じています。
ノベルティを超えた100万食の構想
思いついたのが、7万5000個のカップラーメンを作ることでした。今年1年かけて作って、フードバンクや必要な人に届けたい。ユーザーが増えれば増えるほど、支援する食料も増える構造にしたい。
僕は100万ユーザーを目指しているので、100万ユーザーになったら100万食を届けたいと思っています。
対話の場をつくる理由
食料支援だけじゃなく、お客さんと直接対話する場所も作りたい。声をサービスに反映するためでもありますが、それ以上に、お客さん同士が「自分だけじゃない」と思える場をつくりたい。
同じリスタートを目指す仲間がいると分かるだけで、安心感は生まれると思っています。
通信がないことで起きる現実
携帯を持てなかった人の声を集めるインタビューやアンケートも始めています。
87%の人が携帯を持っていなかった時期があり、その多くが料金滞納。仕事を諦めた人、家を借りられなかった人、孤独を感じた人が多くいました。携帯がないだけで、生活は大きく止まってしまう現実があります。
僕自身の孤独とリスタートの原点
僕自身も、大学時代に携帯を持たず、一人暮らしで強い孤独を感じていました。
人と話さない日が続き、社会から切り離された感覚があった。その経験があるからこそ、ネットにつながること、社会とつながることの価値を強く実感しています。
力をつけて、発信する一年へ
力のない正義は、ただの無力です。ようやく少しずつ力をつけてきた今、その力を使って描いている世界を実現するフェーズに入った。
まずはお客さんを増やし、ブランドを育て、リスタートのシンボルになる。このラジオも含めて、2026年は発信を重ねながら、一つずつやり切っていこうと思っています。
話し手
高橋 翼
株式会社アーラリンク代表取締役社長
2011年早稲田大学社会科学部卒業。通信事業の将来性と貧困救済の必要性を感じ2013年にアーラリンクを創業。

